会長就任にあたって

2023-2024年度 会長 坂口 孝
2023-2024年度 会長 坂口 孝

2023-2024年度
会長 坂口 孝

この度、伝統と歴史ある川越ロータリークラブ会長を拝命させていただき、大変な名誉に感激するとともに、重責に押し潰されるような思いでおります。

川越ロータリークラブは、1951年に設立して以来、地区のトップリーダーとして地区内他クラブを牽引してきました。会員数においても、減少に苦しむクラブが多い中、昨年度末には100名を超える会員数を誇っております。これも偏に先輩諸氏のご尽力の賜物と感謝しております。

国際ロータリーに目を向けると、どうでしょう?10年近く120万人を維持してきたものの、ここ数年は減少が続き120万人台を維持できなくなっております。それでは、会員の入会を促進できてないのか?というと、そうではなく退会者が入会者を上回る状況が続いているのが現状です。その現象を打開するため、国際ロータリーは入会者を増やす事より、退会防止に力を入れ始めようとしております。

1957年度 368地区ガバナー直木太一郎氏は「今しばし拡大をやめて、今居るロータリアンの原石を磨くべき時ではないか」という名言を残す一方で、「ロータリーの発展には、質の向上と数の増加が車の両輪の如く必要であると信じています」という言葉も残しています。                                       

これは、クラブの会員数にばかり気を取られて、ロータリーの理念を理解していない会員が増えると「まともな活動」ができなくなる。そうかと言って、会員数が余りにも減少するとロータリーの理念を社会に広めることができなくなる。と言うことではないでしょうか?今こそ、私たちは直木太一郎パストガバナーの言葉に真摯に耳を傾けるべきだと私は思います。

また、昔は「増強はしても増弱はするなよ」と言われてきました。

国際ロータリーは「量」を重視していることは間違いありません。しかし日本のロータリーは昔から「入会勧誘は、候補者の質を重視し、数のみを追わない。増強は入会者を増やす増員ではなく、 クラブを活性化し質の高い会員を維持することであり、それがより良い増強となり、将来強い日本のロータリーを創る途である。」 という考え方が中心となっていました。

そこで、今年度のテーマは、「基本に帰ろう!!」とさせて頂きます。

今年度は、会員全員で今一度「基本に帰って」いただき、今後、川越ロータリーが盤石なクラブとなるよう力を合わせていきたいと思います。

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